2016年8月30日火曜日

「日米地位協定」学習のつどい


8月27日(土)に開催された神奈川県平和委員会主催の「日米地位協定」学習のつどいは、会場溢れんばかりの参加者で、関心の大きさを示していました。
 
 

私は「日米地協定」について、今まできちんと学習したことはありませんでしたので、まず驚いたことは名前の長さでした。「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定」と64文字にもなる名称です。
また、安保条約は10条から成っていますが、地位協定は28条もあります。
そして、その17条によって公務中の罪は米側に裁判権があり、公務外で日本側に裁判権があっても沖縄での少女暴行事件のように起訴するまで犯人を渡さず米軍が身柄を拘束して取り調べを困難にしています。
さらに、3条では施設・区域に関する合衆国の権利を規定しており、相模総合補給廠での倉庫爆発火災のような事故が発生しても日本及び地方公共団体が施設・区域内に立ち入り、調査し必要な措置をとることができません。
このような不合理な「日米地位協定」を一日も早く改定させること、そして安保条約を廃棄し全ての米軍基地を撤去させることが必要だと改めて感じた学習会でした。